学会について

第55回日本芸術療法学会のご案内

大会長 阿部惠一郎

 第55回日本芸術療法学会は、2024年(令和6)年10月13日(日)・10月14日(月)に、東京のお茶の水にあります公益財団法人総評会館で開催することになりました。今回の学会のテーマは「絵画療法から園芸療法、そして私の芸術療法」としました。

 芸術療法の種類について、2011年3月に上梓された『芸術療法』(飯盛眞喜雄編集)の中で、徳田良仁は「わが国において日本芸術療法学会に統合されている療法の種類は、絵画、音楽、詩歌(俳句・連句)、文芸、ダンス、箱庭、心理劇、陶芸、園芸など、多種類にわたる」と書いています。馬場俊一は彼の講義ノート「芸術療法試論」(2005年4月)の中で、芸術療法(Arts Therapy: AT)は、(1)絵画造形療法(2)音楽療法(3)心理劇(4)ダンスムーブメント療法 (5)文芸療法(6)箱庭療法(7)園芸療法の7領域を総称したもので、心理療法的、精神療法的手法により、クライエントの創造性を引き出し、精神及び身体症状の改善を目指す技法であると述べるとともに、各セラピストが実践する領域にクライエントを無理に引き入れてしまっている状況が少なくないと指摘しました。クライエントが苦手な領域に無理に誘導しないように、芸術療法士はいくつかの引き出し(治療プログラム)を持つ必要があります。これは芸術療法士が多職種連携、多技法を考えなければならないという高江洲義英理事長の考えにも共通しているでしょう。7つの治療プログラムはこの30年の間に様々に変化しているのではないかと感じることがあります。

 今回の学会では、7つの領域で得意としている分野について、講演やパフォーマンスを1時間程度で、理事及び評議員の皆様は勿論のこと、多くの会員の皆様にシンポジストになっていただきたい。上記で述べたように、私は大会長と言っても疎い分野もあります。各分野1時間で日頃芸術療法士として活躍してらっしゃる皆さんに登壇していただきたいと思います。できればパフォーマンスを歓迎します。参加者みんなで絵を描いても、踊りでも、歌でも良いと思います。一般演題もよろしくお願いいたします。

大会テーマ 絵画療法から園芸療法、そして私の芸術療法
日 程 2024年 10月13日(日)
10月14日(月)
会 場 公益財団法人総評会館
〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台3-2-11
TEL:03-3253-1771(代)
FAX:03-3253-1765 https://rengokaikan.jp/
大会長 阿部惠一郎 (あべクリニック)
大会長講演 「3枚法バウムテストと描画療法」
10月13日(日)
9時~12時 シンポジウム①「私の芸術療法」 3分野)
12時~13時 昼食
14時~18時 シンポジウム②「私の芸術療法」 4分野
18時~20時 懇親会
10月14日(月)
9時~10時 大会長講演 「3枚法バウムテストと描画療法」
阿部 惠一郎(あべクリニック)
10時~12時 一般演題
12時~13時30分 昼食、総会、芸術療法士の集い
13時40分~17時 一般演題
大会プログラムは、シンポジストや一般演題発表者数によってかわる場合があります。
参加費

・事前申し込み(2024年4月1日(月)~2024年9月8日(日)まで)

会 員 6,000円
非会員 7,000円
学生・大学院生 2,000円

・9月9日(月)以降の申し込み

会 員 7,000円
非会員 8,000円
学生・大学院生 3,000円

※ 懇親会について

懇親会費 5,000円 80名まで 参加費と一緒に徴収 大会会場201

※ 昼食について

1,000円程度
会場のビル内にある食堂「蹔(しばらく)」で1ケ月前までに予約可能
第54回芸術療法学会 大会参加申し込みフォーム

大会参加申込要項

事前申し込みは上記『事前参加登録フォーム』からお申し込みください。 お申込みいただいた方に、お振込先をお知らせいたします。なお、事前申し込みは、参加費のお振込によって、完了とさせていただきます。

※本学会は、日本芸術療法学会資格認定委員会、日本精神神経学会、臨床心理士資格認定協会、日本作業療法学会、日本音楽療法学会のポイント取得の対象です。

宿泊について

会場は都心にあり会場付近に多数の宿泊施設がありますの学会事務局では斡旋しません。

■シンポジウムと一般演題を募集

シンポジウム及び演題応募要領

発表者は共同演者を含め、全員、正会員にかぎります。正会員でない方は、事前に入会の手続きをお済ませください。

1)発表時間

シンポジウム:口頭発表およびパフォーマンス、質疑応答を含めて60分を予定しています。
口頭発表:15分、質疑応答5分を予定していますが、変更の可能性があります。

2)使用機材

一般演題の発表は、原則PCを使っての発表に限定させていただきます。音声や映像もプレゼンテーションソフトに入力してください。
シンポジウムに関しては、音楽療法での楽器、絵画療法での画材、あるいは舞踏療法での更衣室などシンポジストと相談していきます。

3)申し込み方法

  1. ① シンポジウム・演題申し込み:
    第55回日本芸術療法学会事務局「2024arttherapy@gmail.com」宛に、以下の内容を記載し、メールでお申込みください。
    件 名:「第55回日本芸術療法学会演題申込み」
    メール本文への記載事項:演題タイトル、発表者氏名、ふりがな、所属、職種、連絡先(〒、住所、連絡がつきやすいTel、PCのE-mail)

    演題申込み締切:
    送信期限(演題申込):2024年4月1日(月)~6月30日(日)午前11時必着
    通信期限(演題抄録):2024年4月1日(月)~8月31日(土)午前11時必着

  2. ② 演題抄録の送信:第55回日本芸術療法学会事務局宛に、以下の要領で作成した演題抄録をメールに添付して送信してください。
    件名:「第55回日本芸術療法学会演題抄録」
    作成要領:B5 1枚。ヘッダー3行(表題16 pt、氏名12 pt)。本文は10.5 ptの2段組みで、余白は上下・左右 約1.8~2㎝空けてください。共同発表の場合、発表者氏名の前に丸印を付けてください。演題、氏名、本文は校正させて頂きます。前回までの学会抄録を参照してください。
  3. ③ お申込み多数の場合、採択させていただきますので、ご了承ください。

第55回 日本芸術療法学会事務局連絡先

E-mail 2024arttherapy@gmail.com

 

 

学会情報

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