第55回日本芸術療法学会のご案内(続報)
大会長 阿部惠一郎
2024年、10月13日~14日にお茶の水にあります連合会館(公益財団法人総評会館)で第55回日本芸術療法学会が開催されます。シンポジウムや一般演題の申し込み締め切りを2024年6月末日に設定いたしましたが、多数の演題発表の希望があり開催者一同感激しております。といいますのも、旧知の多くの学会で演題が集まらず、締め切り日を延期したり、演題の時間枠を大幅に延長したり等の対策を取らざるを得ないという話を耳にします。コロナ禍でズームによる開催に慣れてしまって皆が集まって大いに語らい口角泡を飛ばすやり取りもなくなった寂しさもあって、今回のシンポジウムや演題の多さは活気のある学会を皆様が求めていた結果かも知れません。
今回の学会では、大会長講演、1時間枠シンポジウム7題、30分枠シンポジウム3題、一般演題23題としています。 (1)絵画造形療法(2)音楽療法(3)心理劇(4)ダンスムーブメント療法 (5)文芸療法(6)箱庭療法(7)園芸療法の7領域の発表だけでなく、いくつかのカテゴリーを組み合わせたシンポジウムや演題も数多く見られ、それによって各カテゴリーの良さが引き出されることを希望しています。AIを用いたもの、医療や福祉だけでなく、教育や公共機関などでの芸術療法の展開が紹介されているのはとても嬉しいですね。
今学会の素敵なチラシをつくっていただいた画家の菊地雅子さんと私は二人でアール・ブリュットに関するシンポジウムを考えていましたが取りやめにしました。デュビュッフェが収集した作品はローザンヌに、フランスで収集されたものはポンピドーやリールの美術館が収集展示の場所となりました。そして何より衝撃だったのは、この二つの美術館では例えばピカソの絵とヴェルフリの絵が一つのショーウィンドーにおさまっていたことでした。キューヴィズムとアール・ブリュットは同じものなのか、あるいはローザンヌのアール・ブリュット美術館にはヘンリー・ダーカーが数多く展示されている。彼はアール・ブリュットなのか、あるいはアウトサイダーアートのほうがぴったりするかもしれない等など。アール・ブリュットという用語は、これからどのようになるのだろうと思案中なのです。
大会テーマ
絵画療法から園芸療法 そして私の芸術療法
日程
2024年10月13日(日)・10月14日(月祝)
会場
連合会館(公益財団法人総評会館:https://rengokaikan.jp/access/)
●地下鉄 東京メトロ千代田線 「新御茶ノ水駅」 B3出口(徒歩0分)
●地下鉄 東京メトロ丸ノ内線 「淡路町駅」 B3出口 (B3出口まで徒歩5分)
●都営地下鉄 新宿線 「小川町駅」 B3出口 (B3出口まで徒歩3分)
※ B3a・B3b出口は、違う方向へ出ますのでご注意ください。
●JR中央線・総武線 「御茶ノ水駅」 聖橋口(徒歩5分)
大会長
阿部惠一郎(あべクリニック・東京3枚法バウムテスト研究会)
大会長講演
「3枚法バウムテストと描画療法」
大会プログラムについて
現段階で決まっているスケジュールについてお知らせいたします。細かな点では変更があるかもしれません。
10月13日(日) 9:30受付開始
10月14日(月祝日) 9:10 受付開始
参加費
申込方法 | 会員 | 非会員 | 学生・大学院生 | |
---|---|---|---|---|
事前申し込み | Googleフォームから | 6000円 | 7000円 | 2000円 |
9/8以降の申し込み | Googleフォームから | 7000円 | 8000円 | 3000円 |
10/7以降の申し込み | 大会当日会場での受付 | 7000円 | 8000円 | 3000円 |
懇親会
10月13日(日)201会議室 18時から20時まで
会費は5,000円(80名まで)
申し込み方法
本学会のホームページ「次回学会について」の『事前参加登録フォーム』、もしくはQRコードからお申し込みください。お申込みから1週間以内にお振込先をお知らせいたします。なお、申し込みは、参加費のお振込によって完了とさせていただきます。
※本学会は、日本精神神経学会、臨床心理士資格認定協会、日本作業療法士学会、日本音楽療法学会のポイント取得の対象です。
第55回 日本芸術療法学会事務局連絡先
E-mail 2024arttherapy@gmail.com